<371> 県外視察(福岡県八女市)
視察報告② 福岡県八女市(コミュニティ通過「まちのコイン」事業について)
八女伝統工芸館で八女市定住対策課町並み景観係牛島菜々美氏他同市職員と面会。八女市は八女茶や電照菊やいちご等付加価値の高い農産物生産、さらに国指定の伝統的工芸品の「八女福島仏壇」「八女提灯」や「八女石灯籠」「八女手すき和紙」等伝統工芸品が八女伝統工芸館に一堂に展示されており視察。会議室に移動して、コミュニティ通貨「まちのコイン」事業について説明を受ける。
・コミュニティ通貨「まちのコイン」⇒「関係人口」をつくる。
・スマートフォンやタブレットにアプリを入れて「ロマン(通貨単位)」とやりとり。
・八女市内のスポット(加盟店)でのみ利用できる。
・ロマンは円に換金できない。「体験」との交換で行われる。
・使っていないロマンは180日で運営団体に改修される。
・全国で20地域が導入。鳥取県では智頭町が導入。
・ロマンのユーザー数:約5300人(2023年3月現在)。ユーザーの4割が地域外。
八女市の課題である人口減少解消のための施策の一つとしての取組。現金に換えられるというのでなく、体験を通してのつながり・ファンをつくっていく視点はおもしろいと感じた。実際、「まちのコイン」を通じて移住の相談もあった。ポイントはアイデアとマンパワーに加え覚悟という説明が印象的であった。