(11)市の予算編成について
市政の生命線は、見通しを持ったビジョンとそれを実践するための活動計画・予算だと思います。予算編成の流れや考え方について、倉吉市と千葉市を例に挙げてみます。なぜ千葉市かといいますと、千葉市は現市長の就任以来「脱・財政危機宣言」をテーマに掲げ様々な行財政改革の取組を進めている(前市長が汚職に絡み現職中に逮捕され、現市長は放漫経営による市の最重要・喫緊の課題である財政再建からスタートした)からです。自治体の行財政改革というと大阪市の取組が一番に挙げられますが、大阪市、千葉市をはじめ多くの自治体が最重点課題として取組を進めています。
倉吉市と千葉市の予算編成にかかる資料を各ホームページから抜粋したものです。
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市の状況も異なりますが、大体の流れは同じです。問題は、作業に入るまでの段階(ビジョンを職員がどう理解して、現状をふまえた方向性を持っているか)と千葉市の「サマーレビュー」のような、いわゆる「選択と集中」がきちんとできているかだと思います。