(22)大雨警報~気象警報発表時の対応(小学校)
東日本大震災もそうであったように災害はいつ、どこで、どの規模で起こるのかわかりません。そのため、自分たちでできることを訓練したり、計画を立てたりするのです。市の防災のもととなる「倉吉市地域防災計画」ですが、平成18年に改正され、一部資料は平成21年に変わったものの全面改正が待たれます。情報弱者や近所の助けを借りないと動くことができない人も増えています。大切なことは現実に災害への具体的な備えや計画が生きているかということです。
本日、大雨警報が発令されていました。このところの雨で農作物や土砂災害などの心配があります。子どもたちの安全な登下校ということも気になります。市内の各小学校では下のような「気象警報発表時の対応について」を昨年出しています。
平成23年度には、市の防災担当や鳥取気象台の方を講師として校長会のお招きして学習会も開きました。「気象警報」が発令される(予測される)と学校間はもちろん、教育委員会や気象台等とも連絡を取りながら対応しました。小学生という段階での子どもの安全を守るということが最優先だからです。学習や体験をした中でいくつかの課題や疑問点も出てきました。
・大雨、大雪など「警報」の基準や発令や解除のタイミングはどうなっているか。
・行政と学校など各機関との情報提供や情報共有うまくいっていないこともある。
・防災無線での市民への周知と各項でのメールや電話連絡の取り方 (早く、確実に、漏れのない連絡体制)
等々、ケースバイケースなので臨機応変もいりますが、災害が発生しても対応ができる計画や訓練が必要です。「倉吉市地域防災計画」についても、細かくわかりづらいものでなくてよいので、改訂版を市民に情報発信することを望みます。