(29)総合計画⑫~教育予算①
教育予算のうち何に多くのお金が使われているのでしょうか。たくさんの先生がいるから人件費でしょうか。小中学校の教職員は義務教育費国庫負担制度というきまりで(教育が日本全国どこにいても一定の水準を保つためなど)市町村より広く財政力が安定している県の負担とし、国がその3分の1を負担しています。実は校舎などの建築や改修に充てる費用の割合が多いのです。倉吉市の学校は昭和50年前後に建てられたものが多く、耐震性の問題や補修が必要なものが多くなっています。平成25年度の教育費約25億円のうち7億円近くが学校の校舎補修や学校や給食センターの設備改修に使われています。そのうち国庫補助金(国の予算)も1.4億円ほど使われていますが、多くが市債(ローン)です。中には合併特例債(広域合併をした自治体が合併に関連する公共施設の建設費などの95%に充てることができ、国が事業の7割を持ち、残りを自治体が持つ。発行機関は10年間だったが、東日本大震災で15~20年に延長された)など条件のよい市債もありますが、結局借金です。平成25年度予算の主要事業について総合計画の基本目標3から取り上げてみると次のようになっています。
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