(32)総合計画⑮~倉吉の教育
教育といっても、学校教育だけでなく生涯学習、文化財、博物館、図書館と多岐にわたっています。一生を通じて学習・スポーツに取り組む、倉吉文化のすばらしさ、芸術の振興などどれも豊かな心を育てるために大切なことです。また、自主的・地域社会の形成のための共助のまちづくり活動への支援も基本目標3の重要な取組です。ここでは、地域の未来を担う子どもたちに関わって、学校教育関係を中心として考えてみます。
「集団生活を通して子どもたちの学ぶ力をつける」という学校教育への自治体の支出は少ないところが多いようです。市の重点施策として、学力向上や学校の創意工夫のある事業、地域と連携した子育て事業などが行われれば倉吉のよさ・強みとなると考えます。
学校教育が充実すれば、保護者や地域の信頼を得ることになり、「倉吉の教育はよいので住みたい」というポイントになります。指標の目標値にはこの面での具体的な目標が欠けています。意識調査だけでなく、予算をつけているものを含めて具体的な数値での目標設定が必要です。学校現場との連携を密にしながら、学校本来の目標である「集団生活を通して子どもたちの学ぶ力をつける」「学力向上」に力を注ぐため事業の精選と予算措置を含めた集中が大切です。
雇用の場の確保と合わせて倉吉のよさを子どもたちにもっと感じてもらうことが必要です。特に感性のよい幼児期から中学生くらいまでがポイントです。倉吉には子どもに行かせたい、知ってほしい場所はたくさんあります。地元でがんばっている倉吉市民もたくさんいます。学校や団体などがそれぞれに「倉吉発見」はしていますが、市として計画的に学習内容と合わせた「倉吉よいとこ発見」があれば倉吉のよさを子どもたちが実感します。大人はもちろん、子どもたちにも倉吉のよさを発信できれば、「倉吉市民みんながふるさと観光大使」であり、今以上に「住みたい、行きたい、帰りたい倉吉」になります。下記の部分をクリックしてください。