(407) 会派視察①1月30日 東京新宿区

(1)東京都新宿区(くらしよし倉吉プロジェクトの取組について)

〔視察の経過〕

小田急電鉄デジタル事業創造部課長阪川尚氏と同課長代理小笠原年宏氏より事業概要と今後の方向性などについて説明を受ける。

小田急電鉄では、倉吉市「ひとを育て、まちを育てる、くらしよし倉吉プロジェクト推進業務公募型プロポーザル」に採択され、2023年7月19日から2024年3月31日まで、人材育成を起点とした地方創生の加速と持続的なまちの発展に取り組んでいる。2022年度に倉吉市とともに、宿泊型人材育成プログラムを実施し、参加者間の対話を通じて多様性の理解を深めた上で、地方創生に取り組んだ。参加の倉吉市民からは、参加者間の交流の活発化、地域の魅力の再認識などの効果に加え、2025年春の「鳥取県立美術館」開業を契機とし、発信力を強化したいという声が上がった。倉吉市では、若年層の社会減、人口流出等による人手不足や、若者にとって魅力のある仕事の創出が課題になっている。活気あるまちづくりを目指す本公募業務では、人材育成を中心に魅力の発信やデジタル環境整備などの全4事業(①中核人材育成事業②倉吉の魅力発見・データ整備事業③デジタル教育事業④バーチャル倉吉事業を連動させ、倉吉市民が主体となる自走型の地方創生を支援することとしている。現段階は実りをすぐに採るのではなく、根をしっかり張り、幹を太くして、確かな実りを得るための第1段階である。

〔感想〕

パワーポイントを使用しての説明を受けた後質疑を行い、次の点について質問した。

問 まちづくりの例として下北沢、箱根、熱海といった例を挙げられたが、地方のまちである倉吉ではマスコミ等のインパクト、人材の層等かなり異なる面がある。今回初めて知ったことも多い。行政も含めて情報提供をしっかりとしてもっと事業の見える化することが必要ではないか。

答 確かに情報提供が大切である。そのため、単年度事業ということではなく、5年程度のビジョンは考えている。

次年度以降の取り組みについて関係者・関係機関の共通理解が必要である。