(47)「1つの宣言と5つの作戦」⑥~倉吉スマート作戦

施策の実践にあたっては、しっかりとした計画(総合計画及びそれをもとにした個々の計画)と計画に伴う予算(決算)をたてることが大切です。さらに、定期的な振り返りをして修正をしていくことです。

倉吉市第11次総合計画は、市民意識調査、対話集会、ワークショップ、アイデア募集、総合計画審議会等を経て平成23年4月にスタートしました。基本構想(10年間)、基本計画(5年)実施計画(3年)として、毎年度、修正や補完などを行う毎年度ローリング方式を採用することで、計画と実態がかい離するのを適切に防止するようにしています。 本年度(平成25年度)は、第1次実施計画の最終年度の年にあたり、次のステップに向けてきちんとした評価が必要です。市民意識調査も平成23年度からは設問内容が大きく変わり総合計画とリンクした設問も多くなりました。また、基本目標にそった施策とともに成果を測定するための指標と目標も行政経営の方針と合わせて42施策ごとに明記されています。さらに、第1次実施計画設定シートには平成23年度から平成25年度までの事業と予算(予算は平成23年度のみ)の入った計画も用意されています。
問題は、この「計画ー実施ー評価ー改善」(P-D-C-A:P=Plan,D=Do, C=Check,A=Action)
にあった評価・改善を行って次に生かすことが必要です。このシステムに応じた作業は行われているとは思いますが、市報や市のホームページからは具体的な資料は見つけることができませんでした。参考までに平成22年度~24年度市民意識調査等成果を測定するための指標(第11次総合計画)をまとめてみました。大切なことについては、市民がわかる情報提供をしたいものです。計画が進んでいるのか、その成果と課題などについて市民も知ることが必要です。