(124) 万葉の歌人山上憶良(山上憶良短歌賞表彰式)

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「白銀も黄金も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも」(万葉集より)

万葉の歌人、山上憶良の有名な短歌です。ご存じの方も多いかと思いますが、山上憶良は西暦716年から4年間伯耆の国の国主(現在の県知事のような職)として勤めました。残念ながらこの4年間の作品は山上憶良の短歌は見つかっていませんが、伯耆の国庁(倉吉市社地区内)にいて、倉吉と関係があることは間違い在りません。上の石碑どこにあるかご存じですか?県立厚生病院の近くの深田公園にあります。倉吉市制20周年記念事業として建立されました。

さて、3月21日(土)、交流プラザで第3回山上憶良短歌賞表彰式が開催されました。小学生の部、中学生の部、高校生の部、一般の部あわせて1622名の応募の中から、憶良賞4名、入選13名、佳作23名が表彰されました。応募も市内はもとより、東伯郡、鳥取市・米子市・境港市など県内に広がっています。憶良賞となった4作品を紹介します。

小学生の部  美容師の母が笑顔で奏でてるシャキシャキその音いつか私も

中学生の部  「またきない」窓から覗くおばあちゃんいつもやさしい煮物のにおい

高校生の部  朝起きて寝ぼけた母がおやすみとそれに答える日本語がない

一般の部   ただいまと帰るあなたが在ればよし夕暮れの空に枇杷のはな咲く