(408) 会派視察② 1月31日新潟県三条市
(2)新潟県三条市(三条市子ども・若者総合サポートシステム事業について)
〔視察の経過〕
三条市教育委員会事務局相場徹氏より説明を受け、事前質問の回答もいただく。
三条市では、虐待やいじめ、不登校、発達障がい、引きこもりなど、様々な問題で支援を必要としている子ども・若者に対し、乳幼児から就労に至るまで継続的かつ総合的な支援を行うことを目指し「三条市子ども・若者総合サポートシステム」を整備している。
「所属機関が変わると、支援が途切れるのではないか心配だ。」「困っているけど、どこに相談したらよいか分からない。」等の声に対応するため、保育所(園)や幼稚園、小・中・高等学校など子ども・若者の所属機関や相談支援機関など子ども・若者に関係する機関・組織が連携して、切れ目なく個々に応じた支援を行う仕組みが作られ、所管が教育委員会に子育て支援課として一元化されている。
〔事前質問事項〕(一部のみ掲載)
問 子育て支援課が教育委員会に一元化された経緯(背景、理由等)は何か。
答 前市長の子育てに関しての思いが一番である。
問 所管を教育委員会にした理由は何か。
答 教育委員会の中で全て完結できるようにするためである。 等
〔感想〕
説明を受けた後質疑を行った。次の点について感想と質問をさせていただいた。
問 子育てに関し一元的に、しかも義務教育以降も切れ目なく支援を行われていることは非常に参考になる。年中児発達参観は専門の方も参観されているが、それを受けて就学指導委員会につなげる(指導者の配置や特別支援学級設置など)ことになっているのか。次に実務者会議は4部会それぞれ20名近くと数が多く、個別ケース検討会議は令和4年度61回開催されている。会議はどのような形でおこない、参加者は全員なのか。会議が多すぎて会議疲れになったりしないのか。
答 子育て支援課と学校教育課は日常的に連携しており、子どもに関して共通理解をしながら就学指導にもつなげている。個別ケース検討会議は必ず全員参加ということではない。必要に応じて適切なメンバーで行うこととしている。