(17)恩師(おんし)・師恩(しおん)

二人の恩師から言葉かけや電話をいただいた。一人は小学校1年から3年までの担任の女先生、もう一人は高校2年生の時の担任の男先生である。女先生は90近いご高齢であるが、訪ねていくと矍鑠としておられた。私の近況をお話しすると、暖かい言葉かけで勇気づけていただいた。男先生は、訪問した折りにはお会いできなかったが、その日の夜電話をかけてくださった。相変わらず聡明な方で激励の言葉をいただいた。

いずれも担任をしていただいてから長い年月がたっている。担任した子どもも多いのであろうが、何年たっても私にとっては恩師である。私も同業として今年の3月まで勤務した。このような恩師との関係を築くことができるであろうか。また、教わったたくさんのことをどのような形でお返しするすることができるだろうか。

「恩師・師恩」とは、私にとって教師冥利につきる言葉である。